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シマ がん。 [猫。]

久々の更新がまた猫の病気になってしまった。

シマくん14歳9ヶ月が移行上皮がんと診断された。

もちろん確定診断ではないのだけど、
先生が顕微鏡で見てもそう見えていたし、
細胞診の結果も可能性が高いと返ってきた。

悲しさしかないけど受け入れるしか仕方がない。

猫がかかるのはとても稀な事らしい。
しかも、見た目膀胱にはなく、尿道だけに見つかった。
先生も初めてのケースですと言っていた。

今月に入ってしばらくした頃から
少しずつおしっこの量が減っていっていた。

また膀胱炎になりかけてるのかもしれないと
お水飲ませたりするも、どんどん小さくなるし
どうも出るまでの時間も長い。

それくらいならと母親に病院頼んでおいた。
尿カテは感染しやすいので、できれば避けてと
お願いして。

エコーも尿検査もそんなに酷い所見はない。
もしかしたら尿道に何かあるかも?と
尿カテを勧められたけど、母親は私が嫌だと
言ってたと断って帰ってきた。

とりあえず抗生剤と消炎鎮痛剤。
またメタカム…と思いつつも一応飲ませる。

今までの膀胱炎で結構大変な思いをしたので
できるだけ少ない薬と日数で治したい。

そして二日経過するも思いのほか変化ない。
元々シマが膀胱炎になって薬飲んでも
スッキリとすぐに良くはならない方だけど。

結局その日にもう一度診察に行く事に。
ほしも歯石ビッシリだし診て貰う事にした。

思いのほか良くならない事と、
おしっこの勢いがとにかくなくて、
ゆるゆるとしか出て来ない事など伝えた。

今回は尿カテを入れる事に。
一応先にエコーを確認したけど
そこまでの膀胱炎の所見もやはりなかった。

そして入れてみると、少ししたら通らない。
嫌な予感。

突いた時に付いてきたカテーテルの細胞を
先生が顕微鏡で見てくれた。

良くない細胞があります、と。
写真も撮って来てくれて見せてくれた。

まさか。

膀胱炎じゃないの?

できものってなに?

エコーでも映らない、触ってもわからない。

それでも少しでも情報が欲しいので
レントゲンでは写らないのか写らないのか尋ねる。

そしたら造影してみましょうか、という事で
尿カテを使って造影をしてみた。

レントゲン室へシマは連れて行かれた。

帰ってきた先生に今度は通りました~と。

これ、尿カテが通ったのか、造影剤が通ったのか
よくわからんまま返事してた事に今気づいた…
動転してたのだろうな…

で、結果はやはり尿道の一部に盛り上がりがあり、
それが尿道の半分くらいを塞いでいた。

猫の尿道なんて細いもの。
その半分くらいの大きさなんてホント小さい
できものなんだと思う。

でも、確かになにかそれらしきものがあった。

とりあえず、病理検査に出してみようとなった。

お薬は継続でこのまま。
もし、悪いものであってもこのまま使う様な事を
言ってたきがする。

もう正直あんまり覚えてない(苦笑)

とりあえずは結果が出てから。

もしもの為にお薬はしっかりと飲ませる。
メタカムに不安はあれど頼みの綱だから。

でも、もう一度薬の事を調べてみたら
連続使用5日間と記載されていた。
今までそんな事書かれていた記憶がないのだが…
改定があったのかな。

なんと言っても、私的には副作用が怖い薬なので
連続で使って一度休薬期間を置く事にした。
勝手に。

あと、やはり胃にくるのか食欲も落ちてたので
それもメタカムの影響かの切り分けも
したかった。

私の出掛ける予定に合わせて4日飲んで2日休む。

そしてまた再開。

その頃には少しずつ尿量も増えてきたし、
勢いが増してきた。
少しずつではあるけれど。

それまでは本当に出てはいるけど、ポタポタが
続いているだけだったのだけど。
今度は細いながらもシャーと出ていた。
おしっこが出ていたらひとまずは安心。
ただそれだけ。

食欲も休薬したタイミングで少し上がり始め、
そこからお薬を再開しても割と食べていた。

そして、私が東京へ出かける日。
新幹線に乗っていたら母親から連絡。

シマ、がんでした。

先週から新しい職場に居て、生活が変わり
とても眠気を感じていた中での連絡。

お薬が効いてる感じがしていたし、
シマにも大丈夫。
治るよ、っていつも伝えていたのに。

とは言え、絶対大丈夫だなんても思えず、
もしかして?とは思っていたけど。
でも、全部結果が打ち消してくれると思ってた。

できものでも炎症性のものとか。
なにかがんとは違うものとか。

でも、がんだった。

もう帰りたい気持ちでいっぱいで、
こんな事、前にもあったなぁと思い出していた。

7年前、同じ4月。
シマ子がリンパ腫の疑いがあった時があった。
広島に向かう新幹線の中で連絡が来て
降りてから病院に電話したらそう伝えられた。

当然可能性があるから病理に出すわけだけど
その現実は思ってる以上に重くて耐え難い。

今回もそう。

眠気眼で色々検索してみるも、症例が少なくて
ほとんどヒットして来ない。
いつもなら飼い主さんのブログがたくさんあるのに
今回はほっとんど当たらなかった。
犬はあっても、猫がない。

しかも膀胱のレントゲン写真やエコーはあれど
尿道単発などの資料もない。

なんでうちのシマがこんな珍しい病気に…

どうしても堪え切れず涙が流れた。
マスクしていてよかった。

それでも当のシマはいつも通りスヤスヤと
眠っていると母親が言うので
私は少しだけ安心して目的地に向かった。

そして、去年シマ子と過ごした事を少し思い出し、
もうあんなツライ想いは誰にもさせたくないと
改めて思った。

生きる事を諦めなかったシマ子に
誰よりも感謝と応援をしないといけなかったのに
私は毎日悲観し、良い事さえも喜んであげられなかった。

今回はそうならないように、目の前の事をひとつひとつ
丁寧に対応していこうと改めて心に誓った。
同じ轍は踏まない。
決意を新たにした。

そして翌日、仕事終わりに病院で説明を聞いた。

抗がん剤の話とか出るかな?と思っていたけど
全く出なかった。
元々先生はそうゆう治療にあまり積極的ではない。
シマも高齢だしあまり適してもないからだろうし。

お薬の話は私の勘違いがあった。

第一選択薬はピロキシカムという成分だけど
それは猫にはキツイし食欲不振が出ている
シマにはどうかなぁ?という話だった。

メタカムはメロキシカム。
似てる。
ややこしい。

メタカムの心配も一応素直に伝えてみたけど、
メタカムは猫用だし、考えられてる薬だから
そこまで心配ないと思うけど、休みつついけるなら
そうやっていってもいいと思うと言われた。

基本先生はこちらに合わせてくれるし
受け入れてくれるから特に反対もないとは
思っていたけど。

調べている中で、ルペオールという注射があったので
それも一応先生に聞いてみた。
先生は依然犬には使った事あったけど、
思うような結果は得られなかったそう。

あと、成分というか性質的に心配があるから
難色を示したので、ひとまずは話しを終えた。

サプリに関してはコルディが効果あった子がいた
という情報を貰った。
検索してた時に引っかかっていたので
試してみる価値はあるかも知れない。

とりあえず、βグルカンのDフラクションという
高級なサプリは既に注文済み。

これはシマ子のリンパ腫疑いが出た時
使っていた。
多分シマ子は疑いだけで終わったので
効果のほどはわからないけれど
特に悪い事もなかったので使ってみる事に。

書き忘れているけど、手術はできない。

膀胱の場所によれば手術で取ってしまえば
いいのだそうだけど、尿管が繋がってる場所や
尿道では手術は適用されないらしい。

もしかしたら他の病院ではあるのかもだけど
シマの場合腎臓の事もあるし、手術を簡単に
選択できるわけでもないので良い。

あと、手術できない、という事は、
手術をするかしないかで迷わなくて済む。
私はきっと迷うから。

でも、おしっこ出ないと困るし
できるならやったのかなぁ。
わからない。

そんなこんなで、お薬は現状のまま。
サプリも使いつつ様子をみていく。

もし、尿閉という事が起こったら、
まずはまた尿カテで通せるかやってみる。

それでどうしても無理だったら、
膨らんだ膀胱をお腹に縫い付けて穴をあけて
そこから尿を出す事になるらしい。

いわば垂れ流しの状態になるので
管理は大変です、と。

でも、出なかったら何日も生きられないし、
そんな状態になってたら体調も悪いかもだけど
一応どんなスピードで大きくなるかわからないので
その辺までは確認しておきたかった。

まぁそれは最終手段って事だと思うけど。

あと、メタカムが効かなくなってきたら
どうするかはまた考えないといけないらしい。

そうなったらピロキシカムなんだろうな。
それ以外ないものね。

当面はできるだけできものを大きくしない様に
抑えられる様に、お薬とサプリで。

おしっこが出ていても、もしかしたら膀胱が
パンパンになってる事もあるから
それには気を付ける様にと言われた。

何度も夢なんではないかと思ったけど
何度寝ても起きても事実は変わらなかった。

だけどシマは今、比較的元気でいてくれてる。
もしかして痛みがあったらツラいなぁとは
思うけれど、それもシマが教えてくれる
わけでもなく。

なるだけ楽しくゴキゲンに日々を
過ごして貰える様に私は頑張っていくつもり。

シマ子の時もそう思っていたのに、
なんであぁなってしまったのだろうか。

あんな後悔はもう絶対に嫌だから
シマとの時間は、今今を大切にしていきたい。

今まで腎臓を思って控えてきたおやつも
どんどん食べさせようと思う。

しばらくの食欲不振で体重も減ってしまった。
今までの最低体重だと思う。
食べるだけできものを大きくするのかも。
だけど、おやつの袋の音がしたら飛んでくるシマを
私は守っていきたいと思う。

先がどうなるかわからない。

一気に不安が押し寄せてくる時もある。

だけど、今日を少しでもゴキゲンに過ごして貰って
それを1日1日と積み重ねていけたらなぁと思う。

ツライ事の想像はもうちょっと先まで置いておく。

サプリも比較的飲んでくれるし、
シマも頑張ってくれているから。

シマ子にはしてあげられなかった事、
シマにはちゃんとしていこうと思う。

シマには、免疫力を上げて、自分で治してねと
そんな話をしている。

どうやればシマが快適に過ごしていけるか
それを日々考えていこうと思う。

その為なら高級なサプリも試してみるよ。
長患いになるのは大変かもだけど、
日々がゴキゲンならそれはそれでよいと思う。

今はとにかくお薬で抑えていける事を
ただひたすらに願い続けている。

シマ子もシマと全然仲良くなかったし、
ちゃーもシマの事嫌いだったから、
まだまだ呼ばないでね。
呼ばないだろうけど。

明日も美味しいもの食べてゴキゲンに
過ごそうね、シマ。

楽しくいこう。

まだまだ一緒に。

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